赤い屋根の織物工場について
赤い屋根の織物工場
「赤い屋根の織物工場」は
北国の小さな織物工場が提案する
布の生活用品店です。
「新しい和の生活提案」を
コンセプトにしています。
日々の生活の中で
身近にあると嬉しい
あるいは、大切な人に贈りたい。
自社工場から製作した布を通して
ぬくもりとワクワクを
お届けしたいと思います。
近賢織物有限会社のこと
シヨップの布を製作しているのは
近賢織物有限会社の織物工場です。
創業は万延元年(1860年)
上杉の城下町山形県米沢市で
呉服の反物生地を製織しています。
上杉神社近くで機を織り続けて
100年有余年になります。
旧通名は馬場町(ばばのちょう)といいます。
住宅地には珍しく、道幅が広い通りです。
その名の通り、昔は馬の練習場であったと
いわれています。
昭和初期のシャトル織機
昭和初期に製造された
きもの製織用のシャトル織機は
いまはもう製造されていません。
動力織機ではありますが、
メンテナンスにメンテナンスを重ねて
質の良い反物を製織しています。
希少な織機で織り上げられる
ぬくもりのある生地が特徴です。
赤い屋根のこと
ショップの店名としました
「赤い屋根の織物工場」は、
私たちが日々働いている建物のことです。
先代の四代目社長が
昭和30年代に建てた工場は
天井が高く、急こう配の赤い屋根です。
三棟、続いています。
屋根の上に、ギザギザが出ているのは
作業をしやすいように
自然光を取り込む為のものです。
また、雪深い米沢の冬で
屋根の雪下ろしをしないで済むよう
急こう配に建てられました。
自然に雪が落ちてくる構造になっています。
この屋根の下で、私たちは今日も糸と向き合い
布を織っています。
布に込めた思い
ここでの作業は分業になっています。
各工程の担当者が、次の工程を思いながら
丁寧に、迅速に作業を進めます。
布に反映されるのは、
織り手の心遣いの積み重ねです。
真心を込めて制作する布が
皆様の暮らしにそっと
寄り添うことが出来ましたら
幸いです。
赤い屋根の織物工場
店長 近藤里美